目次:
- 標題
- 目次
- 一 緒言
- 二 故郷と青年時代
- 三 商業界の第一歩
- 四 十九歳にして支配人
- 五 始めて東京に出づ
- 六 一攫千金の夢
- 七 失敗と借金
- 八 落魄宿屋の帳附となる
- 九 孝心一度帰省
- 十 資本金僅かに弐百金
- 十一 奮闘の効漸く現はる
- 十二 元の杢阿弥
- 十三 石の上にも三年
- 十四 所謂信用は資本の実現
- 十五 化粧品業に着眼
- 十六 発売品の選択
- 十七 石鹸製造の動機
- 十八 始めて花王石鹸を作る
- 十九 飽く迄品質本位を標榜す
- 二十 漸く社会に認めらる
- 二十一 広告利用の率先
- 二十二 空前の売れ行き
- 二十三 再び店摘の移転と理想的大工場の新築
- 二十四 名誉の大賞牌を受領す
- 二十五 宏荘なる店舗の新築
- 二十六 男子の本懐を遂ぐ
- 二十七 化粧品課税の危機を救ふ
- 二十八 業界の恩人たる所以
- 二十九 再び輸入税問題に奮戦す
- 三十 大に同業組合に尽す
- 三十一 住宅の新築にも氏の性格を現す
- 三十二 深慮合資会社組織とす
- 三十三 嗚呼氏は逝けり
- 三十四 氏の成功は夫人内助の力多きに因る
- 三十五 氏の教訓
- 三十六 職工能く氏の徳に懐く
- 三十七 氏の店員養成法
- 三十八 店員にも利益分配貯蓄法
- 三十九 使用人慰籍の運動会
- 四十 店員を饗応して不平を聴く
- 四十一 本支店の所在地に於ける店員の同業を禁ず
- 四十二 店員の禁賄主義
- 四十三 子孫に銀行会社の重役となるを戒む
- 四十四 死して故郷に錦を飾る
- 四十五 氏の遺訓
- 四十六 氏の片影