六昆王山田長政 /
リクコンオウ ヤマダ ナガマサ
種別: | 電子ブック |
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言語: |
日本語
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出版事項: |
東京
朝日新聞社
1942
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シリーズ: | 朝日新選書
第2 |
主題: | |
オンライン・アクセス: | 国立国会図書館デジタルコレクション フリー |
目次:
- 第1部 暹羅に於ける山田長政,附録:オランダ文書(村上直次郎編) 第2部 暹羅革命史話(エレミヤ・ファン・フリート著 村上直次郎訳) 人名地名等の仮名書・和蘭綴対照表
- 標題
- 目次
- 第一部 暹羅に於ける山田長政
- 附錄 オランダ文書
- 第二部 暹羅革命史話
- 人名地名等の假名書・和蘭綴對照表
- 目次
- 第一部 暹羅に於ける山田長政
- 序說
- 一 渡暹前の山田長政
- 二 日本と暹羅との交通
- 三 山田長政の渡暹
- 四 長政暹都在留民の團長となる
- 五 長政の外國貿易
- 六 王位繼承の爭議
- 七 新王の卽位と日本遣使
- 八 シー・シン親王の叛
- 九 オーヤ・カラホム王を廢して自立せんと圖る
- 一〇 長政リゴール王に封ぜらる
- 一一 オーヤ・カラホム王位に卽く
- 一二 長政の嗣子オコン・セーナピモク
- 附錄 オランダ文書
- 第二部 暹羅革命史話 目次
- 一、小引
- 二、プラ・インタラツィヤ王の病と、死の前兆
- 三、國王忽然病に罹り、繼嗣選定に付大官達の意見を徵す
- 四、國王その子を選んで繼嗣と定め、古來の國法に背いてその兄弟を排す
- 五、オーヤ・シー・ウォラウォン國王の病狀に關して虛僞の發表をなす
- 六、國王警戒を嚴にし、日本人及び武裝したる兵士をして王子を守護せしむ
- 七、王の死と稱德
- 八、大宮を召集して王の死を發表し、王子は國王としてその席に臨む
- 九、王子よりも王弟に好意を寄せたる大官達は捕へられ、或る者は死刑に處せらる
- 一〇、死刑に處せられたる大官の身分、勢力及び名望
- 一一、捕へられたる大身達の釋放と繼承に關して曖昧なる意見を述べたるものゝ處分
- 一二、若き王戴冠して群臣より忠誠の宣誓を受く
- 一三、陛下は沒收したる財產を分配し、オーヤ・シー・ウォラウォンにカラホムの職を授く
- 一四、排除せられたる親王は僧侶となりしに拘らず、之に對するオーヤ・シー・ウォラウォン(今はカラホム)の惡計
- 一五、日本兵の大佐オーヤ・セーナピモク親王を欺いて國王の手に渡す
- 一六、親王は地中生理の刑に處せられしが、不思議にも死を免かる
- 一七、親王は强力なる軍隊を集め、暹羅王に奉ぜられて戴冠す
- 一八、若き王大軍を出して親王を討ち、殿下の軍は敗れ、殿下は捕虜となる
- 一九、親王は再び宣吿を受けて殘酷なる死刑に處せられしが、若き王に對し來らんとする不幸を豫吿す
- 二〇、刑死せる親王の與黨も亦殄滅せらる
- 二一、死刑に處せられたる親王の元司令官の逃亡、捕縳、不思議なる技並に刑死
- 二二、オーヤ・カラホムは國王を放縦に導いて滅亡に向はしめ、諸人に親切を盡してその心を收攬す
- 二三、オーヤ・カラホムの家系、經歷、罪惡、處罰及び再起
- 二四、カラホムは王を多くの不幸に陷れ、己の愛好するものゝ利益を圖り、父の遺骨を燒きて王の怒に觸れ、死を以て脅さる
- 二五、カラホムは國王の威嚇を聞き、これに對してその徒黨と盟約を結ぶ
- 二六、盟約を結びたる徒黨はバルケランをして更に王の意圖を探らしむるを適當と認む
- 二七、バルケランはカラホムの行動に付國王に語らんと試みたるが、陛下は之を聞かず[再]びカラホムを威嚇す
- 二八、從黨は散會して武裝を整へ、バルケランは國王を欺くため宮中に赴く
- 二九、オーヤ・カラホム及びその兄弟は王の司令官オーヤ・カパインを味力に附かしめ、彼は陛下を棄てゝ彼等を己の子とす
- 三〇、オーヤ・カラホムは與黨と共に王宮を襲ひ、陛下はバルケランに欺かれて逃亡す
- 三一、オーヤ・カラホムは王宮を占領し、眤近者に物を與ふ
- 三二、オーヤ・カパインは玉座に着き、國王として承認せられんことを求めしが、オーヤ・カラホムこれに反對して彼を諫む
- 三三、逃亡せる國王捕へられて死刑の宣吿を受け、其母と共に無慙にも處刑せらる
- 三四、國王の味方も亦殺され又は倒さる
- 三五、死刑に處せられたる王の兄弟の年齡十歲なるもの位を繼ぎ、オーヤ・カラホムは[少年の]輔導役兼攝政となる
- 三六、オーヤ・カラホムは彼と協力したるオーヤ・カパインの地位及び勢力を危險視し、巧妙に謀つて彼を殺す
- 三七、オーヤ・カパインの富はカラホム及びバルケランに分與せられ、妻子は奴隷及び召使となる
- 三八、カラホムはオーヤ・セーナピモクに對して計る所ありしが、不成功に終る
- 三九、カラホムはセーナピモクに對し更に計つてその目的を達す
- 四〇、カラホムは協力者オーヤ・セー[ナ]ピモクを倒すため道を開き、リゴールの長官は彼の提議に依つて宮廷に召喚せらる
- 四一、カラホムはセーナピモクをリゴールに派遣せんと努力せるが、ピモクは暹羅に留らんと計る
- 四二、カラホムは巧にセーナピモクを說き、ピモクはリゴールの統治を受諾任官す
- 四三、オーヤ・リゴールは多數の日本人を從へてその所領に向け出發し、カラホム及び廷臣等は之を喜ぶ
- 四四、カラホムは全國の頭領又絕對の攝政となり、若き王は彼の謀略に依り學校に送らる
- 四五、オーヤ・カラホムはその善政のため若き王よりも王たるに適任なりと認められ、陛下は不當にも宣吿を受けて死刑に處せらる
- 四六、國王は大王の長女を娶り、第二女をその兄弟に與へ、彼を國の繼嗣と定め、殺されたる王の母を死刑に處す
- 四七、國王二人の罪なき姉妹を殘酷なる刑に處す
- 四八、オーヤ・リゴールが統治の始めに於いて行ひたる事
- 四九、オーヤ・リゴールはその處置を國王に報じ、陛下は佯つて滿足を表す
- 五〇、國王はオーヤ・リゴールに報ゆるため物を贈り、その勢力を怖れて密に彼を毒殺せしむ
- 五一、死したる長官の子オコン・セーナピモクは不法にも父の地位に就いて國王に叛く
- 五二、オコン・セーナピモクは戴冠してリゴールの王となりしが、貴族はこれを承認せず
- 五三、リゴールに於ける恐ろしき殺戮及び破壞
- 五四、日本人の沒落と暹羅よりの逃亡
- 五五、リゴールの叛亂及び暹羅國王の强壓
- 五六、暹羅王の出陣とリコーン・ラウの破壞
- 五七、國王は地位を固めんため、彼と協力せるものを殺し、五人の若き王子を死刑に處す
- 五八、國王は各地の君主と平和を結び、叛きたるパタニ人を服從せしむ
- 五九、國王は最も忠實に仕へ、力を合はせて王位の纂奪を推進したるオーヤ・プーセルークを殺さしむ
- 六〇、國王は[主]立ちたる大官達の間に紛爭を起し、彼等が團結して陛下の妨害をなすことなからしめんと計る
- 六一、國王の政治は一切の陰謀を妨止す
- 六二、敍述の結尾