世界大思想全集 [第1期] 第13 (哲学・文芸思想篇 第13)
セカイ ダイ シソウ ゼンシュウ
種別: | 電子ブック |
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言語: |
日本語
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出版事項: |
東京
河出書房
1953
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オンライン・アクセス: | 国立国会図書館デジタルコレクション [静岡本館レファレンスカウンター・浜松分館カウンターへ(平日9:00-12:30,13:30-17:00)] |
目次:
- 随想抄(ショーペンハウエル著 石井正,石井立共訳) 死にいたる病(キエルケゴール著 松浪信三郎訳) 悲劇の哲学抄(シエストフ著 河上徹太郎訳)
- 目次
- ショーペンハウエル
- 随想(抄)
- 幸福について ―勧告と筬言―
- A 一般的なもの
- B わたしたち自身に関するわたしたちの態度
- C 他人に対するわたしたちの態度
- D 世のなりゆきと運命とに対するわたしたちの態度
- 生の空しさに関する説によせる補遺
- この世の悩みに関する説によせる補遺
- 自殺について
- 訳者註
- キェルケゴール 死にいたる病
- 序
- 緒論
- 第一部 死にいたる病とは絶望である
- 一 絶望が死にいたる病であるということ
- A 絶望は精神における病、自己における病であり、それには三つの場合がありうる。絶望のうちにあって自己をもっているということを意識していない場合(非本来的な絶望)。絶望して自己自身であろうと欲しない場合。絶望して自己自身であろうと欲する場合
- B 絶望の可能性と現実性
- C 絶望は「死にいたる病」である
- 二 この病(絶望)の普遍性
- 三 この病(絶望)の諸形態
- A 絶望が意識されているかいないかという点を問題とせずに考察された場合の絶望。したがってここでは統合の契機だけが問題にされる
- a 有限性と無限性の規定のもとに見られた絶望
- α 無限性の絶望は有限性の欠如にある
- β 有限性の絶望は無限性の欠如にある
- B 可能性と必然性の規定のもとに見られた絶望
- α 可能性の絶望は必然性の欠如にある
- β 必然性の絶望は可能性に欠如にある
- B 意識という規定のもとにおける絶望
- a 絶望であることを知らない絶望。いいかえれば、ひとが自己を、しかも永遠的な自己を、もっているということについての絶望的な無知
- b 絶望であることを知っている絶望。したがってここでは、ひとは自己を(或る永遠的なものを)もっていることを意識しているが、その場合、絶望して自己自身であろうと欲しないか、絶望して自己自身であろうと欲するか、そのいずれかである
- α 絶望して自己自身であろうと欲しない場合―弱気の絶望
- 1 此世または此世の何ものかについての絶望
- 2 永遠的なものもしくは自己自身についての絶望
- β 絶望して自己自身であろうと欲する絶望―倣慢
- 第二部 絶望は罪である
- A 絶望は罪である
- 第一章 自己意識の諸段階(神の前における自己)
- 附論 罪の定義には躓きの可能性が含まれていること。 ―躓きについての一般的注意
- 第二章 罪のソクラテス的定義
- 第三章 罪は消極的なものでなく積極的なものである
- Aの附論 しかしそうすると罪は或る意味できわめて稀れなものにならないだろうか(道徳)
- B 罪の継続
- a 自己の罪について絶望する罪
- b 罪の赦しに絶望する扉(躓き)
- c キリスト教を積極的に廃棄し、それを虚偽であると説く罪
- 訳者註解
- シェストフ 悲劇の哲学(抄)
- 解説