ある弁護士の生涯 : 布施辰治 /
アル ベンゴシ ノ ショウガイ : フセ タツジ
Format: | eBook |
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Language: |
Japanese
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Published: |
東京
岩波書店
1963
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Series: | 岩波新書
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Subjects: | |
Online Access: | 国立国会図書館デジタルコレクション [静岡本館レファレンスカウンター・浜松分館カウンターへ(平日9:00-12:30,13:30-17:00)] |
Table of Contents:
- 目次
- まえがき
- I F氏の生涯
- 1 三つ子の魂の形成
- 2 上京を決意するまで
- 3 ロシア正教神学校の入学試験で
- 4 明治法律学校から司法官試補へ
- 5 弁護士への出発
- 6 弁護士生活の軌道に乗る
- 7 トルストイの弟子として
- 8 独自の普通選挙運動
- 9 〝社会主義弁護士〟と呼ばれて
- 10 朝鮮人、台湾人の友として
- 11 関東大震災の前後に
- 12 政治研究会から労働農民党へ
- 13 日本共産党を救援す
- 14 暗い谷間を通ったときに
- 15 太平洋戦争後の活動
- II F弁護士の懲戒裁判
- 1 日本共産党大坂被告団の歌声
- 2 検事とF氏の治安維持法問答
- 3 起訴状—権力側の事実認識と主張
- 4 F氏〝懲戒裁判法廷闘争覚書〟を発表
- 5 〔第一審第一回公判〕審理に先入観念は禁物—裁判長に交替要求をつきつける—
- 6 〔第一審第二回公判〕同僚ビイキの審理は困る—平静の仮面を脱いで発言—
- 7 〔第一審第三回公判〕検事が「思想は起訴せぬ」と言明—起訴の範囲を確かめる—
- 8 〔第一審第四回—第六回公判〕〝大坂公判〟の真実を知ろう—事実調べの一問一答—
- 9 〔第一審第七回—第九回公判〕F氏に不利な発言をさせようと—証拠調べで裁判長が証人と一騎打ち—
- 10 〔第一審第九回午後—第十七回公判〕有罪の論理と無罪の論理—論告、弁論から弁護士資格取上げ判決へ—
- 11 〔最終審第一回—第三回公判〕F氏、冒頭に宣言す—数々のルール違反を総攻撃—
- 12 〔最終審第四回—第九回公判〕きれいな公判記録を作りたい—喜劇の一幕もあって事実調べ進む—
- 13 〔最終審第十回—第十二回公判〕〝大阪公判〟の調書は特高警察の速記—証拠調べをF氏不在の法廷で急ぐ—
- 14 〔最終審第十三回公判〕弁論ぬきで突然に最終判決—証拠申請中にF氏の発言を禁止—
- 15 あとの話をひとこと
- 〈付録〉
- 布施辰治年譜抄 F氏の主要著作と定期刊行物